調剤報酬請求事務技能認定
調剤報酬請求事務技能認定
『試験概要』
調剤報酬請求事務業務の従事者として必要な調剤報酬請求事務等の知識と技能のレベルを評価、認定することによって、その職業能力の向上と社会的地位の向上等に資することを目的として実施。
『受験資格』
調剤報酬請求事務に関する教育訓練ガイドラインに沿った教育を履修していること
『受験分類』
調剤
『試験科目』
学科試験内容
1)医療保険制度
2)老人保健制度
3)公費負担医療制度
4)医事法規一般
5)薬局業務
6)薬学一般
(三肢択一式。(1)~(4)で15問以上、(5)(6)で10問以上、合計25問以上)
実技試験内容
・調剤報酬明細書の作成・点検
1)調剤報酬明細書の作成
2)調剤報酬明細書の点検
(試験の作成、実施及び配点は各教育機関にて行う。)
『認定料』
3,000円
『試験会場』
各教育機関
『合格条件』
学科・実技の各得点率90%以上で合格
『主催団体』
財団法人日本医療教育財団
『問い合わせ先』
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-2-10
TEL:03-3294-6624(代)/FAX:03-3294-1787
HP:http://www.jme.or.jp/index.html
調剤報酬請求事務技能認定の背景には、医療の質の向上を図る施策の一環として「医薬分業」が進んでいるということがあります。
医薬分業をわかりやすく説明すると、今まで院内処方をしてくれた病院が、院内処方をやめて処方せんを渡すだけで、薬の受け取りは薬局へ、と誘導したりしますよね。
それも「医薬分業」のうちの一つです。
そして「医薬分業」が進むと、薬局にも医療事務が必要となってきます。
薬の報酬得点は診察などの報酬得点とは異なるので、調剤報酬請求という薬局ならではのレセプトを作成しなければなりません。
そこで、調剤報酬請求事務処理技能だけでなく、医療関連知識おも含む評価と認定を行い、専門職としてのレベルの向上、および保険薬局での請求事務業務増大のニーズへの対応を図るものとして作られました。
今までご紹介してきた資格は、主催する団体が先頭に立って試験を行い、団体が合否を決め、合格すると認定がもらえるというものでした。
しかし、調剤報酬請求事務技能認定は、この認定試験の主催である日本医療教育育財団が試験内容や試験日程を決めて試験を実施するのではなく、この認定を受けたい人が各教育機関で、調剤報酬請求事務に関する教育訓練ガイドラインに沿った教育を履修し各教育機関の修了試験に合格した人を認定するという仕組みになっています。
それでは詳しく内容を見てみましょう。
受験資格は直前にも述べた理由から、調剤報酬請求事務に関する教育訓練ガイドラインに沿った教育を履修している人にのみ与えられます。
試験の作成や実施、及び配点は各教育機関に任せられていますが、試験科目のテーマは共通しています。
この認定試験に合格することで、各教育機関での履修が修了となり、認定を受けることができます。
受験料がかからないのが嬉しいですね。合格すると認定料に3,000円がかかりますが、受験料がかからない上低価格なので、無理なく認定を受けることができます。
日本では大変なスピードで「医薬分業」が進んでいます。それと共に、薬局の数も急増しています。
薬局では慢性的に医療事務が不足しているため、調剤報酬請求事務技能認定を受けることができれば、薬局に即戦力として迎えられることになります。
急激な人気の上昇により、医療事務という職業は今、飽和状態になりつつあります。
人手が足りないのは確かですが、医療機関側が望む以上に、医療事務になりたい人が増えているのです。
そこで、ねらい目なのが薬局なのです。
これからも薬局はどんどん増え続けると思います。
いざというところで病院で医療事務として働けなくなったときに、この調剤報酬請求事務技能認定の資格を取っておけば、新たに薬局という就職口が見えてきます。
また、「医薬分業」が進んでいるとはいえ、未だに院内処方にこだわる病院も、科や地域によっては未だに存在します。
そういった病院で働きたい場合でも、他の医療事務の資格とこの資格を持っておけば、非常に有効なアピールポイントとなります。
調剤報酬請求事務技能認定は、今の日本の医療機関事情にマッチした、今必要とされている資格、といえます。
この資格は各教育機関での履修の修了で取れる資格なので、独学で何かしらの資格を取りたいと思う人や、通信教育しか受けられない人は諦めざるを得ない資格です。
幸運にも学校で医療事務系の資格を勉強し、そのカリキュラムの中に、この調剤報酬請求事務技能認定が入っていれば、それは非常にラッキーなことといえます。
独学や通信教育の講座では取れない資格であるため、スクール通いの人が、この資格においては一歩リード、と言った状態で、珍しくスクールのみでしか取得できない資格です。
カテゴリー:財団法人日本医療教育財団
